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鯖江高校

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10月4日
読了時間: 6分

鯖江高校第2回アントレプレナーシップ教育セミナー

2026年6月12日(金)

【開催レポート】鯖江高校 アントレプレナーシップ教育セミナー第2回! 「人生は下りのエスカレーター」——AI時代に求められるヒューマンスキルと挑戦の芽

福井県立鯖江高校にて全6回にわたり開催しているアントレプレナーシップ教育セミナー。その第2回を実施いたしました!

今回は特別ゲストとして、東京より株式会社ギグーの上田社長をお迎えし、IT専攻の高校生たちに向けて、熱量あふれる講義とワークショップをお届けしました。

アントレ講師を務めております私(小峰)の視点も交えながら、生徒たちの事前アンケートおよび受講直後のリアルなアンケート声をもとに、今回の学びと変化をブログとして振り返ります。


① 全体の満足度:高い評価の裏にあった「甘さへの自覚」

セミナー直後のアンケートでは、「とても満足した」「満足」と答えた生徒が圧倒的多数を占める結果となりました。

しかし、生徒たちの振り返り内容を深く読み解くと、単に「楽しかった」という表面的な満足にとどまっていません。 むしろ今回の満足度の高さは、「自分の甘さや準備不足を突きつけられ、真の課題に気づけたこと」に対する納得感から来るものでした。

受講前、生徒たちの多くは「自分の行動力や主体性に満足していない」「発言や挑戦を躊躇してしまう」という葛藤を抱えていました。 実際のセミナー冒頭でも、前回の復習不足や場の空気の重さから、生徒自ら「最初の雰囲気は10点満点中5点だった」「他力本願になっていた」と厳しく自己採点する姿が見られました。

しかし、そこから逃げずに課題と向き合い、自ら場の雰囲気を盛り上げようと変化を起こせたことこそが、今回の大きな成果です。

② セミナーで学んだこと:生徒たちの心に刺さった3つのコア概念

生徒たちが「新しく学んだこと」として挙げたキーワードの中で、特に大きな響きを与えたのが以下の3つです。


1. 「人生は下りのエスカレーター」と挑戦し続ける重要性

「何も行動しないことは現状維持ではなく、後退を意味する」 「変化の激しい時代において、どこかで足を止めてしまえば勝手に周りに引き離される」

上田社長から語られたこの言葉に、ハッとさせられた生徒が続出しました。「できない理由を探すのではなく『できる理由』を探す」「コンフォートゾーン(居心地の良い場所)を脱出して一歩踏み出す」ということの本質を深く理解したようです。


2. AI時代だからこそ光る「ヒューマンスキル」と「フォロワーシップ」

AIが普及・進化する中で、技術や作業レベルの能力以上に重要になるのが**「人と関わる力」です。 単なる明るさとしてのコミュニケーション能力ではなく、相手の立場に立ち、周囲を助け、協調してチームを動かす「ヒューマンスキル」や「フォロワーシップ」**こそが、企業から真に求められる人材の価値であると学びました。


3. 「耳障りの良い言葉」の本質理解と「具体化」の訓練

「コミュニケーション能力」「KPI」「ES」など、普段なんとなく使っているカタカナ語や専門用語について、「意味を正しく調べ、本質を理解することの大切さ」を伝えました。 また、グループワークの中で「ちゃんと」「しっかり」といった抽象的な言葉を使わずに具体的に説明する難しさを痛感し、相手目線に立った伝達(アウトプット)の意識が一気に高まりました。

③ セミナー全体の感想:受け身から「自発」への意識改革

生徒たちの感想からは、自分の弱点や成長の兆しに対する客観的なアプローチが見受けられます。

  • 「前回の内容をメモに残しておらず、日常で使えていなかった。意識しないと人は変われないと実感した」

  • 「グループワークで自分の意見を具体化して伝えるのが難しかったが、言葉の選び方や相手目線での伝え方を意識するきっかけになった」

  • 「最初は他力本願で話が進まなかったが、自分から意見を言うことで場が動き出すことを学んだ。次回は最初から100点満点の積極性で臨みたい」

ただ講義を聴くだけの「受動的な時間」から、自分の行動と照らし合わせて日常生活での習慣化を目指す「能動的な時間」へと、生徒たちの姿勢が明らかにシフトしています。

④ 上田社長へのメッセージ:困難を越えてきた熱量と「挑戦の勇気」

東京から駆けつけてくださった上田社長へのメッセージには、感謝と尊敬の言葉が溢れていました。

飲食店での現場経験からIT企業の創業に至るまでの実体験や、失敗を恐れず挑み続けてきたストーリーに、生徒たちは強い刺激を受けています。

  • 「『できないことはない』と自分の可能性を信じて一歩踏み出す姿勢がとてもかっこよかった」

  • 「笑顔で相手に向き合う姿勢や、愛想・人間性を大切にする採用のリアルな話を聞けて、自分も明日から意識を変えようと思えた」

  • 「パズルのピースの話が印象的だった。掴んだチャンスや経験を手放さず、夢に向かってたくさん失敗しながら挑戦したい」

現役経営者の生の言葉と情熱が、高校生たちの胸に「自分もできるかもしれない」という挑戦の火を灯してくれました。

⑤ 講師・小峰へのメッセージ:本質を突く問いかけと意識の変化

メイン講師を務める私(小峰)に対しても、生徒たちから非常に温かく、そして鋭い気づきに満ちたコメントが寄せられました。

  • 「会場に入ってきた瞬間に空気感を見抜かれて驚いた。見抜かれたからこそ、自分たちの課題にハッと気づくことができた」

  • 「『なんとなく知った気になっていた言葉』を調べることの大切さに気づかされた。言葉の知識や具体化の訓練で差がつく理由がよくわかった」

  • 「小峰先生の話は実体験ベースで納得感があり、自分のモノの見方や課題への向き合い方がガラリと変わってきている」

生徒たちが「知ったかぶり」を捨て、自分の言葉に責任を持ち、論理的に思考しようと背伸びをする姿を見られたことは、講師として何よりの喜びです。

⑥ 今後の学生の進化の期待(講師・小峰より)

全6回中の第2回。今回のセミナーは、生徒たちにとって「自分の現在地を知り、コンフォートゾーンの壁に気づく回」となりました。

最初は場が重く、自分たちの積極性の欠如に落ち込む場面もありましたが、彼らの素晴らしいところは「自らの甘さを素直に認め、その場で自省し、次の行動に直結させていること」です。

事前アンケートにあった「失敗を恐れて行動できない」「主体的に取り組みたい」という葛藤 は、この第2回を通して「失敗してもいいから一歩前に出る」「相手の立場に立って具体的に伝える」という実践的なステップへと進化し始めています。

次回第3回では、今回の反省を活かし、スタートの1分目からクラス全体を巻き込むような熱量と主体性を発揮してくれることを期待しています。

AI時代において「自ら決め、人を巻き込み、選ばれる人間」へ——。 鯖江高校の生徒たちの進化は、まだ始まったばかりです。次回も彼らの劇的な成長を楽しみにしています!

 
 
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